Openbox+αでデスクトップ環境整備したった

先日導入したArch Linux、時間を見つけては色々と設定をいじくってます。
以前Ubuntuを使っていた時のデスクトップ環境はXfce4だったのですが、よりシンプルなデスクトップ環境を構築できるOpenboxが気になったので、思い切って乗り換えてみました。今回はその導入備忘録になります。

Openboxの基礎知識

概要

Arch Wikiより引用

Openbox は軽量で設定が自由なスタック型ウィンドウマネージャです。デスクトップ環境とは独立して動作させることも、KDE や Xfce など他のデスクトップ環境に入っているウィンドウマネージャの代替として使うことも可能です。LXDE デスクトップ環境は Openbox を初めから組み込んでいます。

僕は一度も試していませんが、KDEやXfceと共存させることもできるようです。

外観

デフォルトの状態は以下のようになります。

特徴は主に3点ほど。

  • 壁紙はグレー一色
  • デスクトップアイコンも一切なし
  • デスクトップの右クリックでアプリケーションの選択と実行ができる

見ての通りですが、装飾の一切存在しない、最小構成のデスクトップ環境を構築できます
壁紙に任意の画像を指定、ウィンドウの透過、タスクバーの表示等の設定には、それぞれ追加のパッケージが必要です(後述)。

インストール

導入するパッケージ一覧

Openbox: デスクトップ環境本体
Nitrogen: 壁紙設定
tint2: タスクバー表示
Conky: システム監視と表示
Compton: ウィンドウ透過設定
NetworkManager: Wi-Fi自動接続とGUIメニュー

X Window System周りのパッケージは既に導入済みの前提で進めます。

Openbox本体

# インストール
$ sudo pacman -S openbox

# 設定ファイルのコピー
$ cp -r /etc/xdg/openbox ~/.config/openbox

# ~/.xinitrcの末尾にOpenboxの起動コマンドを追記
$ vim ~/.xinitrc

...
exec openbox-session 

# 再起動
$ reboot

ディスプレイマネージャーにLightDMを使用している場合、 デスクトップ環境を自動検知してくれるため、~/.xinitrcの編集は不要です。

Nitrogen

# インストール
$ sudo pacman -S nitrogen

# 起動
$ nitrogen

# 任意のフォルダパスを指定して起動も可
$ nitrogen ~/Pictures

設定ツールが起動したら、GUIに従って画像を選択し、「Apply」で確定させればOK。

tint2

#  インストール
$ sudo pacman -S tint2

# 起動
$ tint2

# GUIの設定ツール起動
$ tint2conf

GUIからでもかなり自由に設定変更できます。

Conky

# インストール
$ sudo pacman -S conky

# 設定ファイルの作成
$ mkdir -p ~/.config/conky
$ conky -C > ~/.config/conky/conky.conf

1から設定するとかなり骨が折れるので、Githubにあがっている設定ファイルのサンプルをコピペし、気になるところを部分的に修正していくのがいいと思います。
User Configs · brndnmtthws/conky Wiki

因みに僕は、Carelli Verticalの設定を拝借しています。

Compton

# インストール
$ sudo pacman -S compton

# 設定ファイルのコピー
$ cp /etc/xdg/compton.conf ~/.config/compton.conf

# ターミナルエミュレーターとConkyの透過設定を追記
$ vim ~/.config/compton.conf

...
opacity-rule = [
  "80:class_g = 'Conky'",
  "80:class_g = 'urxvt'",
];

# 起動
compton --config ~/.config/compton.conf

透過設定のBefore/Afterはこんな感じ。Conkyの背景が完全に透明になっているのは、Conky側の設定が影響しています。

Before

After

NetworkManager

# インストール
sudo pacman -S networkmanager network-manager-applet xfce4-notifyd gnome-keyring  gnome-icon-theme

# netctlを利用している場合は無効化
sudo netctl stop wlp2s0-wireless
sudo netctl disable wlp2s0-wireless

# 起動
systemctl start NetworkManager

# 自動起動の設定
systemctl enable NetworkManager

インストール時に色々入れていますが、それぞれ以下の機能を利用するために必要です。

  • network-manager-applet: システムトレイにNetworkMangerのGUIメニューを表示
  • genome-icon-theme: 同上
  • xfce4-notifyd: 通知デーモン。接続完了や切断等のイベントを通知するために必要
  • genome-keyring: Wi-Fiの認証情報の保存に必要

起動設定

インストールしたアプリケーションをOpenboxの自動起動設定(~/.config/openbox/autostart)に追加します。

...
LC_ALL=C gnome-keyring-daemon &
nm-applet &
tint2 &
compton --config $HOME/.config/compton.conf -b &
conky &
nitrogen --restore &

# 起動しても意図通り動作しない場合は、コマンド実行を遅延させると上手くいくかも
# ...
# (sleep 3s && conkey) &
# ...

再起動をかけ、アプリケーションが全て正しく動作していれば完了です。

できあがったデスクトップ環境

デフォルトのグレー一色から比べると、かなりリッチなデスクトップ環境ができあがりました。どの程度までが軽いといえるか分かりませんが、urxvtのタブ5枚+Chromeのタブ10枚でRAM(8GB)の使用率は35%ほどです。

感想

以前使っていたXfce4も軽量が売りのデスクトップ環境ですが、それ以上にシンプルで余計な設定が削ぎ落とされており、非常に気持ちよく使用できています。メニュー画面やショートカットキーもXMLで詳細に設定が可能なため、後日そちらもまとめようと思います。

壁紙は軽量+シンプルから連想し、神風型の松風ちゃん(pixiv)にしています。とてもイケメン。 圧倒的よさみ。

参考リンク

Arch Wiki

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